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膀胱炎にご注意を!

こんにちは、今日は2回目の書き込みです。最近、膀胱炎の患者さんが増えています。


膀胱炎は、細菌が膀胱内に入り、炎症を起こすもので、症状としては頻尿・排尿時痛・残尿感・血尿などがあります。

どうしても解剖学的に女性は男性に比べ尿道が短いため、細菌が入りやすく、膀胱炎の7-8割が女性に発生します。

では、なぜこの時期に膀胱炎が増えたのでしょうか?

私なりに考えてみました。

①暑いため、水分摂取しても汗になってしまい、尿が少なくなるため: 膀胱内に細菌が侵入しても尿が多く作られていれば、膀胱炎になる前におしっこと一緒に細菌が体外に排泄されますが、尿の量が少ないと膀胱内で細菌が繁殖してしまい、膀胱炎を引き起こす。

②冷房の影響で‘膀胱’を含む下腹部が冷える:下腹部が冷えると、特に膀胱の血液の流れが悪くなり、抵抗力が落ち感染しやすくなる。

③疲労やストレスで抵抗力が落ちる:やはり夜も暑さが続くため、不眠や疲労が抜けず、それにより感染しやすい状態になる。

④湿度が高いため、汗をかきやすく、外陰部が清潔に保てない。

などが、今膀胱炎に多く罹患している理由だと思います。

なかなか膀胱炎で受診するのが恥ずかしいという人がいますが、当クリニックでは、通常問診と検尿である程度膀胱炎を確信できる場合は、尿の細菌培養検査をするぐらいで、内診などの診察は基本的にはしません。

ですので、おかしいなーと思ったら早めに受診することをお勧めします。
もし、我慢していると、腎臓まで細菌が侵入してしまい、急性腎盂腎炎を引き起こすことがあります。症状として39度近い高熱・腰痛に膀胱炎の症状が合わさる感じですが、こうなると点滴が必要。場合によっては入院治療になりますので、繰り返しになりますが、早めの受診をお勧めします。

治療としては、やはり抗生物質内服が基本。約3-7日内服すれば、通常は問題なくなります。

膀胱炎は日常生活での予防が可能な病気だと思います。逆にいえば生活習慣で何度も繰り返してしまうことがある病気です。以下のことを注意して膀胱炎にならないよう心がけてください。

①水分はまめにとる。

②おしっこをがまんしない

③下腹部を冷やさない。

④排便後にティッシュでふく場合、前から後ろにふくことを心がける。(膀胱炎の原因菌の多くは大腸菌で、その大腸菌が便に多く存在するので、後ろから前にふくと、大腸菌を尿道のほうに誘導する可能性がある。)

⑤便秘をしない。(便秘をすると肛門周囲に大腸菌が多数存在数状況になる。)

⑥外陰部を清潔に保つ。

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うつ病の血液診断開発

おはようございます。今日も快晴の朝となりました。昨日・一昨日に続き、今日も最高気温が30度を超えそうです。熱中症に注意しましょう。

さて、今朝は息子が遠征に行くため、妻がお弁当作成のため早起き。それにつられて私も早起き、時間の余裕があったので、新聞を細かく読みました。

その中に、朝日新聞の生地で興味深いものがありましたので、書いてみます。

題は‘うつ病の血液診断、簡便に’です。

ストレス社会である現代、うつ病は増加の一途を示しています。さらに、震災後精神的に変化をきたしている人も多く、うつ病と診断されることも今後も増えると思われます。

今回の記事では山形のベンチャー企業が、うつ病の血液検査による診断を簡便にできたというもの。

その企業は‘ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ’22日に開かれる日本生物学的精神医学会で発表されるという。

今回の研究では‘大うつ病性障害’と診断された31人と、年齢・性別をマッチさせた健常人35人で血液を分析

うつ病患者は血漿中の‘エタノールアミンリン酸’の濃度が低いことを発見。

cut off値を設定すると、うつ病との正確に診断できた確率が82% 健常人をうつ病でないと診断できた確率は95%となったそうです。

これまでも、血液による診断方法は検討されていたようですが、このリン酸濃度を数分で測定する試薬を同社は開発中で、1年以内に完成見込み、臨床試験をへて、世に出てくるようです。

いままでのうつ病の診断は、問診票または経験則によるものがほとんどだったことを考えると非常にありがたいです。

特に専門医ではなく、一般開業医への利益は計り知れないでしょう。うつ病の増加に伴い、かなりの人数が一般開業医へ受診していると思われるので。

何を隠そう、私のところにも、月に1-2名は疑わしい患者さんが来院しています。今は問診票に記載していただき、評価をし、さらに、本人からの問診で診断しています。

経験則がそれほどあるわけではないので、診断に自信を持って治療にあたれているかというと、そうではない場合もあり、近医精神科クリニックに紹介する場合も多くあります。

もしこの血液検査ができるようになれば、問診票で疑い、血液検査で診断し、もっと多くの患者さんに治療していくことが可能になると思います。

また、健診などにオプションとはなるかもしれませんが、組み込めば、病気とは思っていないうつ病患者さんを早期発見できるのにも役立つのではと思いました。

はやく、臨床応用できるようになることを期待します。



過活動膀胱を診断するには?

おはようございます。今日は晴れのいい天気です。中学校は卒業式、天気がよくよかったですね。

さて、先日からお話している‘過活動膀胱’今日は診断するにはです。

スライド13

過活動膀胱を診断するには、基本的には問診でできます。まずスクリーニング質問票で、頻尿・尿意切迫感・切迫性尿失禁の項目が一つでもある場合疑います。

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次に過活動膀胱症状質問票というものをつけてみます。これはやはり頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感・切迫性尿失禁がどれぐらいの頻度で起こるかを点数化して、診断するものですが、合計が3点でかつ尿意切迫感の項目が2点以上、すなわち尿意切迫感が週1回以上ある場合、過活動膀胱と診断するのです。
皆さんもつけてみてください。

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過活動膀胱は問診だけで診断することができるのです。

しかし!

膀胱炎やがんなど、同じ症状を呈する別な疾患が実はいくつかあります。

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そのため、除外診断が重要になってきます。

こんなことがありました。

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83歳女性で、頻尿・尿意切迫感・切迫性尿失禁という過活動膀胱の症状で来院された方ですが、検尿上にごっており、超音波検査で膀胱の石を疑いレントゲンを撮りました。

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結果5cmと大きな膀胱結石を認めました。後日手術にて摘出となったわけですが、このような場合もあります。

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そのため、泌尿器科を過活動膀胱の症状で受診された場合、大まかに以下の検査を行います。

まず、問診・尿検査、さらに超音波検査、男性の場合は前立腺疾患を考えPSA検査・直腸診

それ以外に、場合によって尿細胞診・レントゲン検査・尿の勢いの検査などが行われる場合があります。

次回はいよいよ過活動膀胱に対する治療について書いてみたいと思います。

第2回過活動膀胱の実際

おはようございます。今日は晴れていますが寒いですん\ね。雪が舞っています。

さて、過活動膀胱についての2回目、‘過活動膀胱の実際’です。

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実際、過活動膀胱に罹患していると思われる人は実際どれくらいいるのでしょうか?

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2003年、現東京大学泌尿器科教授である本間先生のデータですと、40歳以上の約12.4%存在し、その割合は年々上昇することが示されています。これは8人に1人という比較的多い数字になります。

スライド12

実際、2002年度の40歳以上の年齢が6640万人であることを考えると、過活動膀胱に罹患している人は約810万人いることとなります。この数は当時糖尿病を強く疑われる人の人数が約740万人といわれておりましたので、どれほど多い数かがわかると思います。

では実際、これらに方は医療機関を受診しているのでしょうか?

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答えは‘No’です。

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実際の医療機関を受診しているのは、男性で3割、女性に至っては1割以下という結果になっております。

この理由としては、‘恥ずかしい’や‘年のせい’としてあきらめているいったことから、病気として認識していないことなどがあります。あるいは、泌尿器科以外の先生に相談したところ年のせいだからしょうがないなどと言われたというケースもあります。

今後お話していきますが、過活動膀胱はかなり改善できる病気であり、そのことをもっと世間一般の方に知ってもらえるようにわれわれ泌尿器科医が先頭に立って努力していかなければと思っています。

次回は過活動膀胱を診断するにはをお話したいと思います。

過活動膀胱について第1回

こんにちは。今日は春のようないい天気です。皆さんはいかがお過ごしですか?

先週土曜日、伊達市保原町で行われました、市民公開講座、おかげさまで盛況のうちに終えることができました。

当日の参加者は私は市民公開講座で講演させてもらうようになって最多であり、質問も活発で、関心の高さに驚かされた次第です。

そこで、少しでも役に立てればとの思いから市民公開講座でお話した‘過活動膀胱’について数回に分けて記載していきます。

第1回は過活動膀胱とはです。

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過活動膀胱とは、一言で言うと膀胱が過敏な病気です。

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そもそも膀胱が過敏になるととんなことが起きるのでしょうか?

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おしっこをしたくなったから我慢できなくなる。おしっこが近い。夜何回もトイレに起きる。トイレに行くまで間に合わずに漏れてしまう。このようなことがおきます。それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。

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おしっこがしたくなったら我慢できないことは‘尿意切迫感’といいます。この感じは急に襲ってきます。通常水の音を聞いたり、手を洗ったり、蛇口をひねったりすると誘発されるといわれています。

通常の我慢がきく尿意とは違い、突然襲ってきて、我慢することがかなり困難なものが尿意切迫感です。

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頻尿(夜間頻尿)はおしっこが日中(夜間)近いことで、一般的には日中8回以上、夜間1回以上をいいます。しかし、水分摂取の状況など生活習慣で変わりますので、このうち困っているものを頻尿(夜間頻尿)としてわれわれは扱います。

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トイレが間に合わず尿を漏らしてしまうことは‘切迫性尿失禁’といいます。これも、尿意切迫感と同様、急に起こり我慢することができないのが特徴です。

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尿失禁には咳やくしゃみ、走ったり、重いものを持ったりして漏れる腹圧性尿失禁というものがありますが、切迫性尿失禁はこれとは違います。腹圧性尿失禁は一般的に女性に多く出産により骨盤の構造変化・骨盤底筋の脆弱化が原因といわれております。

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実際、過活動膀胱の症状は今まで述べたように‘尿意切迫感’‘頻尿(夜間頻尿)’‘切迫性尿失禁’ですので、これらの項目が一つでもある場合は、過活動膀胱の可能性があるわけです。

次回は過活動膀胱の実際について書いてみたいと思います。
プロフィール

アラフィフuro

Author:アラフィフuro
伊達市保原町で泌尿器科・内科を開業しているアラフォー院長です。グルメに野球・サッカー・泌尿器科など徒然なるままに書いていきます。

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